サラリーマンの親友: 日本のオフィスでは犬をポストに入れることができる

川崎、日本、9月22日（ロイター） - 日本の「サラリーマン」軍団はオフィスで延々と時間を過ごすことで有名だった。 現在、あるテクノロジー大手は、ペットの同伴を許可することで、この体験をより心地よいものにしようとしている。

エアコンからスーパーコンピューターまであらゆるものを製造する富士通株式会社(6702.T)は、7月に東京近郊の川崎市にある自社ビルの1つに実験的な「ドッグオフィス」を開設した。

畑垣由香さんは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下でテレワークを続けた後、月に数回、5歳のマルチーズプードルの雑種「ノエル」とともにオフィスに誘われる富士通社員の一人だった。

畑垣氏はロイターに対し、「リモートワークが標準になるにつれ、コミュニケーションがより困難になった」と語った。 「そこで、ここは犬の助けを借りて他の人々とコミュニケーションをとることができる素晴らしい場所だと思いました。」

この計画は日本の企業というよりシリコンバレーに近いものだが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、働き方の急速な変化が加速している。 OECDのデータに基づくと、日本の在宅勤務率は2019年12月から2020年5月の間に10％から28％に増加しましたが、多くの主要経済国よりはまだ低いです。

広告会社の電通グループ(4324.T)や物流会社の日本通運などは、在宅勤務の従業員が増える中、コストを節約するために東京中心部の本社を売却することを検討している企業の一つである。

[1/3]東京近郊の川崎にある富士通オフィスでは、柔軟な働き方の新たな方法を模索する試みの一環として、スタッフに犬を連れて出勤することが奨励されている。ビデオから撮影した日付のない静止画像である。 ロイターTVがライセンス権を取得

しかし、パンデミックから 2 年以上が経過し、感染症が沈静化するにつれて、振り子がオフィス勤務へと戻りつつある兆候が見られます。 研究者である日本生産性本部の調査によると、特に20代と30代のテレワークが急速に減少しているという。

富士通の犬のオフィスは標準的な作業エリアから分離されており、年末まで試験的に運営されており、スタッフ3名用のワークステーションと一度に最大6頭の犬を収容できるスペースがある。 防汚カーペットや各種ペット用品も取り揃えています。

しかし、30歳の畑垣さんは犬と一緒に仕事をするという約束に惹かれてオフィスに戻ったが、富士通はこのプロジェクトの目的は従業員を建物内に戻すことではないと言う。 富士通や金融サービス会社の野村ホールディングス(8604.T)などは、パンデミック後も在宅勤務を恒久的な選択肢とするつもりだと表明した企業の一つだ。

「新型コロナウイルス以来、仕事と私生活は大きく変わりました」と富士通のワークスタイル戦略責任者の赤松光也氏は語る。 「私たちは常にどのような変化が必要かを考えています。」

「まだ試験段階なので、ペットと一緒に働くこのスタイルを長期的に続けるかどうかは言えませんが、個人的にはこれが社会全体に広がっていくのは良いことだと思います」と彼は付け加えた。

同じくドッグオフィスの利用者である井上真由美さんも、パンデミック中にペットの飼い主になった。 彼女は、仕事に来ることで愛犬の生後6か月のポメラニアン「トラマル」にもいくつかの利点があると語った。

「家にいるのと比べて、犬にとっては犬友達や人間と会うことができるので、犬にとっても良い刺激になります」と井上さんは言う。

ロッキー・スウィフトによるレポート。 編集：野見山千津

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主に日本の製薬、小売、ニュース速報をレポートします。 それ以前は米国国務省とブルームバーグニュースで働いていました。 ニュー・カレッジ・オブ・フロリダとハワイ大学の卒業生。 元ポインターおよびJAIMSフェロー。